NICE憲法
NICE憲法
“Naka, I Can Enjoy!” English Contest
ESD(Education for Sustainable Development)とは、「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育」のこと
つまり、みなさんと一緒に! “未来を創り守ること”
それがNICE English Contestのゴールです!
NICE English Contest 実行委員会 代表 勝井 明憲
前文
なぜ環境博士が英語のコンテストを?
「”Naka, I Can Enjoy!” English Contest」(以下「NICE English Contest」)は、環境博士 勝井明憲先生が、『那珂市英語朗読コンテスト』として2017年に創設された会です。
「なぜ環境博士が英語のコンテスト を?」・・・それは、このコンテストが、ESD (Education for Sustainable Development)を目指すものだからです。
『ESD』は「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育」です。
『Think Globally, act locally』はじめに、勝井明憲先生は、Tom Gibb(那珂市ALT) 先生と協力し、那珂市の歴史・文化・偉人などに関する英語のダイアログ(会話)をまとめた本『Sunflower』を作りました。
子ども達がまず自分たちの生まれ育った、または自分たちの住む「郷土」について知ることが大切だと考えたからです。
「自らの郷土を愛すること」は「他の人々の郷土を尊重すること」につながります。
そして、この『Sunflower』の英語のダイアログをもとにした『那珂市英語朗読コンテスト』を立ち上げました。
市内の一般企業や教育機関に協力を仰ぎ、京子夫人と共に何千枚ものパンフレットを手作業で準備し、市内の小中学校に届けました。
『那珂市英語朗読コンテスト』の実行委員の皆さんは、様々な職業の人たちでした。
元幼稚園の園長先生、読み聞かせの会の会長さん、県議会の議員さん、市国際交流協会のリーダーさん、環境保護研究会の会員さん、そして英語の先生たちです。このような様々な職業の人たちが1つの目的のために集まりました。
「私たちの未来を担う子どもたちの教育のため」です。
もしも、大人の私たちが、何年か先も何十年か先も「美しく平和な世界に生活したい」と考えるなら、「他人とのつながり」や「社会との関わり」を子どもたちに教え、「地球規模の視野を持った責任ある人間」を育てなければなりません。
私たちの未来を守ること、それは「子どもたちの教育」にほかならないのです。
Education For Sustainable Development (ESD)
With a world population of 7 billion people and limited natural resources, we, as individuals and societies need to learn to live together sustainably. We need to take action responsibly based on the understanding that what we do today can have implications on the lives of people and the planet in future. Education for Sustainable Development (ESD) empowers people to change the way they think and work towards a sustainable future. [UNESCO]
第1条(目的)
NICE English Contest の目的は、『ESD』すなわち「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育」です。
第2条(目標)
NICE English Contestは、その目的をゴールとし、子どもたちに次の目標を掲げます。
● 自分を知ろう
自分の住む郷土を知り、世界にはさまざまな国や文化、言葉、暮らし方や考え方があるということを理解しよう
● 人や社会、環境とのつながりを知ろう
私たちは、人はもちろんのこと、周りの生き物や自然全てのものとつながって生きているということを知ろう
● 自分のできることを考えよう
自分のできること、やらなければならないことを深く え、チャレンジしよう
第3条(手段)
NICE English Contest は、英語コミュニケーションの一手段とします。そして、子どもたちに、体験と経験により「コミュニケーションストラテジー」を学ぶ場を提供します。
第4条(部門)
NICE English Contest は、「Sunflower」を基盤とした「朗読の部」と、私たちの住む郷土の歴史・文化・環境などに関わる発展的な調査を基盤とした「プレゼンテーション(スピーチ)の部」の2部門を設けます。
※「プレゼンテーションの部」は、形態は「プレゼンテーション」ですが、本格的な「プレゼンテーション」を行うための前段として、その「スピーチ」に重きを置くこととします。
第5条(審査基準)
NICE English Contest の審査基準は以下の通りです。
[朗読の部] 審査基準
- 発音の正確さ (correctness: 2 points)
- 発音の流暢さ(fluency: 3 points)
- 音声の聞こえ(sonority: 2 points)
- 意味理解 (understanding: 3 points)
[プレゼンテーション(スピーチ)の部] 審査基準
- テーマの独自性 (originality: 2 points)
- 構成(わかりやすさ) (organization: 3 points)
- 英語わかりやすさ(Communicability of English: 3 points)
- 音声の聞こえ(sonority: 2 points)
※「プレゼンテーションの 」は、その「スピーチ」に重点を置き評価するため、「プレゼンテーション」での「資料の内容や効果的な活用の工夫など」の評価を、「2構成(わかりやすさ) 」の中に含むものとします。
第6条(朗読・スピーチで大切なこと)
[両部門共通]
①英語では、子音が多く使われます。また、英語は日本語よりも強弱や音の高さの差が大きいため、話したことがはっきり相手に伝わる声の大きさがより大切になります。
②英語の発音は、日本語の50音に全てあてはまるものではありません。アルファベットよりももっと細かい音の組み合わせによってできています。そして、それぞれの音は口や鼻にある器官と息の流れを日本語よりももっと細かく使い分けています。日本語の音にあてはめず、英語の音をどうやって出すのか学ぶことが、発音では大切になります。
③「発音の流暢さ」では、文を読むときに、単語を1個1個バラバラに発音するのではなく、つなげて読むことが大切になります。
※例えば、want to では前のtが消える、look at ではka とつながる、would you ではd yがつながって、「ジュ」のようになることです。
[朗読の部]
④「意味理解」とは、朗読する文章の意味を理解して話しているかどうかです。意味を理解しているかどうか伝える方法は、顔の表情やジェスチャー、英語のイントネーション(音の上げ下げで、文の意味や感情を伝える)、英語の強弱、声の大きさ、適切な場所で文を区切ること、またその時、区切りを示す適切なイントネーションを使うことなどです。
[プレゼンテーション(スピーチ)の部]
⑤スピーチでは、自分の言おうとすることを、聞いている人に正しく伝えることが最も大切です。そのため、英語のスピーチでは、聞いている人にわかりやすい英語を使うこと・わかりやすい話の組み立て方を考えることが大切です。
⑥スピーチでは、聞いている人に興味を持ってもらうことも大切です。聞いている人が知らない情報やより詳しい情報を提供したり、問いかけやジェスチャーなどを加えて能動的に話を聞いてもらうことが大切です。
第7条(「朗読の部」の課題)
「朗読の部」の課題は、「Sunflower1・2」または追加課題(「コンテスト参加説明会」で配布される)の中から選びます。「Sunflower1・2」の課題は全学年共通の課題ですが、追加課題は、学年によって決められたものの中から選びます。「コンテスト参加者説明会」で資料が配布されます。
第8条(「朗読の部」発表の手順)
①自己紹介(何をやっても良い。1分以内 )
②朗読発表
③疑応応答(3問。審査委員から「朗読内容」についての英語の質問が課されます。英語の質問内容は、”Question Box”の中に提示してある中から選ばれます。)
※ “Question Box”はNICE English Contest ホームページをご覧ください。
第9条(「スピーチ(プレゼンテーション)の部」の課題)
「スピーチの部」の課題は、自由です。那珂市に関すること、または私たちの郷土に関すること(他市に住む人は自分の市のこと、茨城県のことなど)で5分以内の発表を考えて下さい。
第10条(「スピーチ(プレゼンテーション)の部」発表の手順)
①簡単な自己紹介
②プレゼンテーション(パビリオン形式・・・ステージでの発表ではなく、会場内の自分に与えられた場所での発表になります。他の生徒も同時に他の場所で発表をします。)
③自分の発表に関する考えや、これからやりたいことを述べる
④参観者・審査員からの質疑応答(自由に)
※「プレゼンテーションの部」には、帰国子女児童・生徒も自由に参加できます。
第11条(”NICE”の意味)
“NICE”は”Naka, I Can Enjyoy!”の意味ですが、私たち「NICE English Contest」が全力を挙げて「子どもたちに送りたい言葉」でもあります。「郷土を愛し」「学ぶことを”楽しい”と思い」「チャレンジする」子どもたちに”NICE!”という言葉をみなさんと一緒に、ぜひ送りたいたいと思っています。
第12条(NICEの思い)
この「NICE憲法」の最後に、「NICE English Contest」が時を超えて「子どもたちを励まし続けるものであってほしい」と願います。「コンテスト」ではあっても、決して子どもたちに優劣をつけるものではなく、「勝つことだけ」を目指すものでもなく、子どもたちの小さな努力と前進を褒め称え、いつか長い道のりの向こうで「地球規模の視野に立って活躍できる大人」として成長した姿を見ることができるよう、子どもたちの心の支えであり続けたいと思います
皆様のご協力をお願いいたします。
スポンサー企業募集
「NICE English Contest」では、コンテストを運営するためのスポンサーを募集します。
- 1口500円として
- 毎年4月に寄付金を集めます(集金に伺います)
- 向こう5年間の契約となります
特にお返しできることは、ほとんどないのですが、パンフレット裏面に「スポンサー企業」としてお名前を載せさせていただきます。
「珂市の大人たちが、一生懸命子どもたちを応援する」という気持ちでご協力いただければ幸いです。